「役に見合った行動を」宰相不親小事

宰相は小事に親しまず

―宰相不親小事―

[原文](漢書)
宰相不親小事
[書き下し文]
宰相は小事に親しまず
[原文の語訳]
宰相は細々したことには関与しない
[解釈]
トップは細かいことは部下に任せ、大局観を担うもの。部下に仕事への権限と責任を与えたら、あとは一任し、成果や失敗に対し公明正大に評価すればよいのです。
たとえトップやリーダーでなくても各役職に相応の職責があるものです。越権してはバランスを崩しますし、上司が部下の仕事に対し細々と気にかけていては身がもちません。
ただ、だからといって内部の動向に無関心し過ぎたり、そのように部下の目に映るようだと、組織の士気を低下させる危険性もあります。口は出さないが常に状況を把握し、緊張感を保つように目を光らせておく必要があります。
[参考]
宰相は細事に親しまず:世外桃源:So-netブログ

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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