鼓を鳴らし擅去する
―鳴鼓擅去―
- [原文](三国志 魏書 臧霸伝)
- 鳴鼓擅去。
- [書き下し文]
- 鼓を鳴らし擅去(せんきょ)する。
- [原文の語訳]
- 鼓を鳴らして勝手に立ち去る。
- [解釈]
- 曹操が死去したことで、青州兵は鼓を鳴らしながら勝手に立ち去ったということで、それぞれが勝手に判断し行動するということです。
- 組織内で「この人のために」と慕っていた上司やトップが不在となると、急にやる気が失せ去り、組織に執着することはなく転職する人がいるものです。
- 求心力が強いトップの後を継ぐのは非常に大変です。組織が瓦解しないように一致団結できるよう方策を立てることが急務です。前任者に求心力で劣らないように精励していく必要があります。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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