「聞くことを恥じない」不恥下問

下問を恥じず

―不恥下問―

[原文](論語 公冶長 十四)
不恥下問
[書き下し文]
下問を恥じず
[原文の語訳]
後輩や下の人に教わることを恥としない
[解釈]
「聞くは一時の恥、聞かざるは一生の恥」です。
トップやリーダーはその組織の中で最も劣っているという意識があれば、誰にでも教えを乞うことはどうってことないのです。たとえそれが部下であろうとです。
特に技術などに関しては、上司が部下に尋ねることは往々にしてあるはずです。
教えてもらうことによって知識が広く深くできる糧になるのですが、案外妙なプライドが邪魔をしてせっかくの成長する機会をみすみす逃しているかもしれません。
ビジネスでは「聞くこと」で相手から情報を引き出したり、主導権を握る方法として交渉術の一つとなっています。
それこそ聞きもせずに「知ったかぶり」をしていると、そのうち周辺から軽んじられるかもしれません。
無知の知なのか「ようわかりませんけど」というトップも、言うだけではなく周りにきちんと教えを乞いてもらいたいものです。
[参考]
下問を恥じず:原文・書き下し文・意味 – Web漢文大系
論語的ホームページ作成塾
【論語】学ぶことの大切さ、姿勢を孔子様が教えてくださってます【下問を恥じず】 | 35deFA

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

コメント受付中です どなたでもコメントできますがスパム対策を施しています

タイトルとURLをコピーしました