戒めずして成るを視る
―不戒視成―
- [原文](論語 堯曰第二十)
- 不戒視成、謂之暴。
- [書き下し文]
- 戒めずして成るを視る、これを暴と謂う。
- [原文の語訳]
- 戒めないでその成果を監視する、これを暴という。
- [解釈]
- 注意喚起せずに急かして結果だけを求めるのは横暴だということです。
- 組織に入ったばかりの人に何の説明もなくすぐやってみろと促し、それで成果を求めるのは無茶というものです。
- 黙って見守るのと、見て見ぬふりをするのとでは違います。成果を求めるのであれば事前の準備とフォローが大切です
- 物事を頼むときは押し付けや無理強いをせず丁寧な説明をした上で、お願いするという気持ちでいきたいものです。
- [参考]
- 論語:堯曰第二十:2(現代語訳・書き下し文・原文) – Web漢文大系
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