玄虚にして静素、夷皓の節あり
―玄虚静素、有夷皓之節―
- [原文](三国志 魏書 管寧伝)
- 玄虛靜素、有夷皓之節
- [書き下し文]
- 玄虚にして静素、夷皓の節あり。
- [原文の語訳]
- 道理に奥深く物静か、伯夷や四皓のような節義を有している。
- [解釈]
- 道理に通じていて心が清らかで、ごまかしたり騙すようなことをせず、伯夷や商山四皓といわれる四人の隠士のような節義を備えているということです。
- できる人は物事の道理に精通してくると、偶然も必然と受け入れることができるようになります。そうすれば偶然をなかったことようにしようと慌てて取り繕う必要もなくなるのです。その上で節義をもって事を進めることで優れたリーダーとなるのです。
- 物事の道理を見極めることができ、それによる未来に起こりうる必然を事前に予知し、それに対する準備を怠らない。長となるにはそうした能力を身につけたいものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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