「窮地で真価を発揮できるように」舟覆乃見善游、馬奔乃見良御

舟覆りてすなわち善く游ぐを見、馬奔りてすなわち良く御するを見る

―舟覆乃見善游、馬奔乃見良御―

[原文](淮南子)
舟覆乃見善游、馬奔乃見良御
[書き下し文]
舟覆りてすなわち善く游ぐを見、馬奔りてすなわち良く御するを見る
[原文の語訳]
舟が転覆した時に泳ぎが上手かがわかり、馬が走り出したときに乗りこなせているかがわかる
[解釈]
窮地に陥ったときにこそ、その人の真価が発揮されるということです。
嗜む程度なのか長けているのかは、必死さが出た時にわかるものです。もがくだけだったりしがみついているだけでは達者とはいえません。
業績が順風なときはともかく、低迷している時に知恵を出して打開策を打ち出せるか真価が問われるわけです。
[参考]
船覆りてすなわち善く游ぐを見、馬奔りてすなわちよく御するを見る:原文・書き下し文・画像 | ナオンの言葉の散歩道

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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