「無理強いをせず簡略化する」寛者不為苛急耳、簡者不為繁砕耳

寛とは苛急を為さざるのみ、簡とは繁砕を為さざるのみ

―寛者不為苛急耳、簡者不為繁砕耳―

[原文](宋名臣言行録)
寛者不為苛急耳、簡者不為繁砕耳
[書き下し文]
寛とは苛急を為さざるのみ、簡とは繁砕(はんさい)を為さざるのみ
[原文の語訳]
寛とは苛酷な押し付けをしないことで、簡とは煩雑なたらい回しをしないこと
[解釈]
何事も無理強いをせず簡略化することでスムーズに流れるものです。
難解なことも難しく考えずに細分化してみると、意外に些細な問題が集まってるだけということもあります。そうであれば無理をしなくても克服できるのではないでしょうか。全てを一気に片付けようとするからややこしくなるのです。
組織でも書類の様式がやたらと面倒で、しかも中間のチェックが厳しくなかなか上層部まで届かない。それよりも最近話題にもなっている書類はA4用紙1枚で簡潔にし、しかも上下間の風通しがよく、声が届きやすい方が動きやすいですよね。
[参考]
ワカメ共和国~研究が煮詰まっております~ 寛者不為苛急耳、簡者不為繁砕耳

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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