「一人の時でも誠実に」君子は必ずその独りを慎む

君子は必ずその独りを慎む

―君子必慎其独也―

[原文](大学)
所謂誠其意者、毋自欺也。如悪悪臭、如好好色。此之謂自謙。故君子必慎其独也
[書き下し文]
所謂その意を誠にするとは、自ら欺く毋きなり。悪臭を悪むが如く、好色を好むが如し。これをこれ自ら謙くすと謂う。故に君子は必ずその独りを慎むなり
[解釈]
「陰徳を積む」や「四知」まではいかないにしても、他人の目の届かない自分ひとりだけの時でも、自らの言動に誤りがないか気にしておくようにということ。
人の見てないところでやっている「良くない行い」が実は知らず知らずに自分の中で習慣化されていて、それが何気ないときにポロッと出てしまうことがあるかもしれません。
特にリーダーとなる人はそれによって部下の士気に影響を及ぼしたり、大事な取引の場面で失態を起こしていまって機会損失につながるかもしれません。
[参考]
『大学』の書き下し文と現代語訳:10

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