「新しい発想のための基礎」温故知新

故きを温ねて新しきを知る

―温故知新―

[原文](論語 為政第二)
子曰、温故而知新、可以爲師矣。
[書き下し文]
子曰く、故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知れば、以て師為る可し。
[原文の語訳]
孔子が言う、昔のことを研究して、そこから新しい知識や見解を得られるのであれば、人を導く資格がある
[解釈]
基礎を学ぶというのは昔から受け継がれている知識を吸収し、それをもって新たな一歩を踏み出すものです。新しいアイデアは実は自分の中にあるこれまでに吸収した幾つかの点が結びついて生まれているのです。
「歴史を学ぶことで失敗を繰り返さない」ともよく言われますね。
古典というも、そういった「点」となるエッセンスが凝縮されていて、しかも長い時間をかけても変わらない普遍的な基礎学の一つではないでしょうか。
できる人はこれまでの実績を調査分析して、組織をより良い方向へと導いていくのです
[参考]
ブログ|ある日の生活。
論語:為政第二:11(原文・書き下し文・現代語訳) – Web漢文大系

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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