好死は悪活に如かず
―好死不如悪活―
- [原文](通俗編 巻三十八)
- 好死不如悪活。
- [書き下し文]
- 好死は悪活に如かず。
- [原文の語訳]
- 潔い死よりも、惨めでも生きている方が良い。
- [解釈]
- 人は死んでしまっては何ともなりません。どん底の状態でも生きていれば転機が訪れるかもしれません。
- 勝負事でもあっさりと負けを認めるよりも、もがくことで逆転の目が出てくることがあります。また負けてしまっても、反省し敗因を分析することで次回への教訓にすることもできるのです。自分にとって「意味ある負け」にするのです。
- 窮地に陥った時こそ新しく生まれることがあるのですからそう簡単に諦めてはだめなのです。
- 水木しげるさんも「命を失うより片腕をなくしても、生きている方が価値がある」と。
- 社会でも「死活問題」となれば生きるか死ぬかです。そう簡単に死を選んでは組織存亡の危機になりかねません。
- トップにカリスマ性があっても組織がついてこれなければ、離党だの政界再編だのと離合集散を繰り返し周囲を混乱させるだけです。
- [参考]
- 【格言から中国を知る】 好死不如悪活 (2011年10月21日発行) | 中国の偉人たちの格言から現代中国人を紐解く – メルマ!
[中国古典一日一言]
今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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