「慎重かつ大胆に」胆欲大而心欲小

胆は大ならんことを欲し、心は小ならんことを欲す

―胆欲大而心欲小―

[原文](近思録)
胆欲大而心欲小
[書き下し文]
胆は大ならんことを欲し、心は小ならんことを欲す
[原文の語訳]
肝っ玉は大きく、心は小さく
[解釈]
できる人は大胆な行動をとりながらも、内面では細心の注意や思慮深いということです。なんでも無鉄砲、無計画ではいけませんし、逆に考え込みすぎて動くことができない小心者でもいけません。
戦いの場では分析し考え決断したら、あとは信じて集中することが重要です。将棋や囲碁でも熟考したうえでの大胆な一手は相手の勢いを止めることができるのです。
大胆な提案をする場合にも、いくつかの理由や根拠をもとにし、抜けや漏れがないようにチェックを重ねて行えば魅力あるものになるのではないでしょうか。
商品力はもちろんのこと、しっかりとしたマーケティングと大胆な販促でヒット商品を生み出すことができるのです。
児玉清さんもアタック25ではアタックチャンスの際に「慎重かつ大胆に」とおっしゃっていました。
[参考]
胆は大ならんことを欲し、心は小ならんことを欲す

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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