「自他の比較を怠らない」知彼知己、百戦不殆

彼を知り己を知れば、百戦殆うからず

―知彼知己、百戦不殆―

[原文](孫子)
知彼知己、百戦不殆
[書き下し文]
彼を知り己を知れば、百戦殆うからず
[原文の語訳]
相手を知り、自分を知るならば、百戦しても敗れることはない
[解釈]
相手と自分の力量がわかっていれば、わざわざ負け戦をすることはせず、勝てる戦いしかしないので、負けるということはないということです。
マーケティングでの「3C分析」はCustomer(市場・顧客)=彼・Competitor(競合)=彼・Company(自社)=己という構図として、自分の成功要因とどの程度ギャップがあるか分析するための方法ですが、ここでも用いられています。
野球でも捕手は相手打者の特徴とマウンドにいる投手の持ち玉など特性を分析して、打ち取る方法を考えます。これがうまくいくと簡単に三者凡退に終わらせることができるのです。
どうしても常識的に「勝てない相手」と対戦する場合でも、相互の特徴を把握していれば、相手の弱点に自分の得意とするものをぶつけて逆転することもできるかもしれません。
[参考]
中国、孫子の兵法から学ぶこと – SHANGHAI★BASE

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

コメント受付中です どなたでもコメントできますがスパム対策を施しています

タイトルとURLをコピーしました