来世の戒めと為すなり
―為来世戒也―
- [原文](三国志 魏書 杜畿伝)
- 為來世戒也。
- [書き下し文]
- 来世の戒めと為すなり。
- [原文の語訳]
- 後の世の訓戒となるだろう。
- [解釈]
- 過ちを放置したままでいると、後になって失敗例として挙げられることになるということです。
- 見て見ぬふりをすることは、その時は苦難から逃避できますが後になって大きな災いとなったり、見過ごしたことで汚名を残すことにもなりかねません。詰めの部分での気の緩みにも注意しなくてはいけません。
- 「これくらいでいいだろう」という甘い考えが、時に大きな過ちとなって看板を汚したり信用を失なうことになり「あの時どうして…」と後悔の念にかられる危険性を含んでいるのです。
- 失敗談を振り返って笑い話にできるようであればよいですが、一生背負っていくようであってはいけません。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
#三国志 #正史三国志 #魏書 #蜀書 #呉書 #今日の一言 #杜畿 #王才
[ad#book]
コメント受付中です どなたでもコメントできますがスパム対策を施しています