三年飛ばず、飛ばば将に天を衝かんとす
―三年不飛、飛將衝天―
- [原文](十八史略 春秋戦国 楚)
- 三年不飛、飛將衝天。
- [書き下し文]
- 三年飛ばず、飛ばば将に天を衝かんとす。
- [原文の語訳]
- 三年も飛ばなければ、ひとたび飛べば天にも昇るだろう。
- [解釈]
- 飛躍するために力を蓄えているということで、いずれ世に出て活躍する時が来るのをじっと待っていることです。
- 下積みをしっかりおけば、表舞台に立ったときに一気に飛躍することができます。
- 現職から落選し、一期の間じっと地元周りをすることで現場の声を聞き、再選を果たし復職したら一気に頭角を表す政治家もいます。
- ヒット商品は日の目を見るまでに長い研究開発期間を経ているのです。
- 一躍脚光を浴びたときに対応できるように、システムやオペレーションを焦らずじっくり準備しておきたいものです。
- [参考]
- 三年飛ばず鳴かず:意味・原文・書き下し文・注釈 – Web漢文大系
[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]
平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
[中国古典一日一言]
平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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