「何事も基礎が大事」徳者事業之基

徳は事業の基なり

―徳者事業之基―

[原文](菜根譚 前集)
徳者事業之基。未有基不固而棟宇堅久者。
[書き下し文]
徳は事業の基なり。未だ基固(もとい)固(かた)からずして棟宇(とうじ)の堅久(けんきゅう)なる者有らず。
[原文の語訳]
人柄は事業の基礎である。かつて基礎が固まらないのに棟上(むねあげ)した家が長持ちしたことはない。
[解釈]
何をするにも人柄が大事です。事業の基礎は経営者のもつ人徳にあり、経営理念は道徳を無視してはいけないのです。経営能力だけあっても人が集まってこなければ成し遂げることはできません。
事業だけでなく何事も基礎が大事です。基礎がしっかりしていないと足元がふらつきます。交渉事にも足元を見られます。
ガラの悪いトップでは組織や事業の成長も期待しにくいものです。トップの人柄が人材を集め、集まった人材により組織の文化が形成されるものです。
[参考]
菜根譚 超訳:■前集157項
多趣味な日々 ≫ 公園で記念撮影

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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