「協調しても妥協はしない」君子和而不同、小人同而不和

君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず

―君子和而不同、小人同而不和―

[原文](論語 子路第十三)
君子和而不同、小人同而不和
[書き下し文]
君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず
[原文の語訳]
君子は協調するが妥協はせず、小人は妥協するが真の協調性には欠ける
[解釈]
四字熟語「和而不同(わじふどう)」の由来です。
できる人は協調性に富んでいますが、周りに左右されて安易に妥協し自分を曲げるようなことはしないのです。そうではない人は周りから外れないように表面上は妥協するだけで、心から協調できないのです。
多数決などで少数派になっても、できる人は(正しい意見と確信をもった上で)自分の意見を曲げす周りを説得することでやがて理解を得られ賛同してもらえるものですが、一方で多数派に属しながら後になって文句をいう人がいるものです。
妥協も協調もしないようなトップには困りものですね。
[参考]
『論語 子路篇』の書き下し文と現代語訳:3

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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