「他人を師と見る癖をつける」三人行、必有我師焉

三人行えば、必ず我が師あり

―三人行、必有我師焉―

[原文](論語 述而第七)
三人行、必有我師焉。択其善者而従之、其不善者而改之
[書き下し文]
三人行えば、必ず我が師あり。其の善なる者を択びて而ち之に従ひ、其の不善なる者は而ち之を改む。
[原文の語訳]
三人で行動すれば、必ず自分の手本となる人がいる。。よい人を選びそれに見習い、よくない人の点を改めるようにする。
[解釈]
自分の意識の持ち方で、あらゆる人が師となるのです。あらゆる視点から観察し考察することで聖師にも反面教師にもなるのです。
人だけでなく、気にし始めるとそれまで気にならなかったことにも目が止まるようになることがあります。ある種の職業病ですが、これも目につくモノは全て見本となっているのです。
善し悪しがしっかり分からない子どもはどちらかというと悪しき例を見習うものです。そう胸に刻んで「子は親の鑑」を自戒の念としなければいけませんね。
[参考]
「格言・故事成語」講座(2)

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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