彊きは自ら柱を取り、柔は自ら束を取る
―彊自取柱、柔自取束―
- [原文](荀子 勧学篇第一)
- 彊自取柱、柔自取束。火就燥也。水就湿也。
- [書き下し文]
- 彊きは自ら柱を取り、柔は自ら束を取る。火は燥に就く。水は湿に就く。
- [原文の語訳]
- 強い材木は柱として用いられ、弱い材木は束ねた薪として用いられる。火は乾いた材木に燃え付きやすい。水は湿り気の多い方に流れていく
- [解釈]
- 資質があると本人の意志に関係なく用いられるということです。
- 本人は人の上に立つ気がなくても、リーダーの資質を持ち合わせていると自然の周りから立てられるものです。
- また、自らの能力をアピールしたければ、そういった環境に身を置くようにすることで機会が巡ってくるかもしれません。
- 仕事というのは周りに感謝されるとともに継続して社会に貢献するということです。その中で自分の役割というのは決まっているのです。やりたい仕事に就くことが難しければ、できることなら能力を発揮できる適所に就かせてくれる職場に身を置きたいものです。
- また、自らも大事な人財の得手不得手を見極め、適材適所に配属できるよう資質を見定める眼を養いたいものです。
- [参考]
- Xun Zi(9) – まちゃつの徒然日記
- 2.荀子 現代語訳 勧学第一 二章 – 真実を求めて
[中国古典一日一言]
平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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「周りに感謝されるとともに継続して社会に貢献する」素晴らしい
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