「ともに歩める人を」比翼連理

連理の枝

―比翼連理―

[原文](白居易・詩 長恨歌)
在天願作比翼鳥、在地願爲連理枝
[書き下し文]
天に在りては願はくは比翼の鳥と作り、地に在りては願はくは連理の枝と為らん
[原文の語訳]
天にあっては願わくは比翼の鳥となり、地にあっては願わくは連理の枝となりましょう、と。
[解釈]
ともに連れ添う男女の情愛、特に夫婦の情愛がきわめて深く、仲むつまじいことのたとえです。同じ性格でも正反対の性格でも二人の気があうというのは不思議ですね。
比翼の鳥(半身しかなく雌雄で一体となる伝説の鳥)でも二人で合わさり飛べるようにし、別々に埋葬されてもそこから生えた木の枝が結びつく、どこまでも一緒でいようということです。
深い絆で結ばれれば何時でも助け合うことができるのです。
組織でも独りで全てを背負うのは大変です。できれば片腕となってくれる人がいてくれるとよいですね。
[参考]
長恨歌 – Wikipedia

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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