「一致団結しないうちは動かない」不和於国、不可以出軍

国に和せざれば、もって軍を出だすべからず

―不和於国、不可以出軍―

[原文](呉子)
不和於国、不可以出軍
[書き下し文]
国に和せざれば、もって軍を出だすべからず
[原文の語訳]
国に不和があれば、軍を出すことを許さない
[解釈]
国全体が統一されていないうちは軍を出してはならないということです。
チームスポーツであれば、試合をしないわけにはいけないので、第一にチームとしての共通のイメージをもったうえで、試合を消化していく中でそれぞれがどのようにするか考えて動き、改善していく必要があります。
組織でも共通の理念、目的と戦略的目標を掲げ、それを正しく理解し実行できていなければうまくいきません。また生産体制が整わないうちから提供を開始してもよくありませんね。
組織全体での意思疎通の確認や、内部に不和がないかを事ある毎に確認しておきたいものです。
[参考]
国に和せざれば、以て軍を出すべからず(『呉子』) – 讃州菴

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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