「喋り過ぎはボロが出やすい」多言多敗

多言は敗多し

―多言多敗―

[原文](孔子家語)
無多言、多言多敗。無多事、多事多患。
[書き下し文]
多言するなかれ、多言は敗多し。多事する勿れ多事は患い多し。
[原文の語訳]
ことば数を多くしない、ことば数が多ければ失敗が多い。多くのことをしない、することが多ければ過ちが多い
[解釈]
口数が多い人は過ちも多いということです。失言も調子に乗ってべらべらと喋っている時に思い余って出てしまうものです。
蛇足は揚げ足取りの標的になりやすいですし、負け犬ほどよく吠えるとも言います。
「綸言、汗の如し(発言は取り消せない)」意識をもっていれば安易に言葉にすることはせず慎重に言葉を発するため、必然的に言葉数も少なくなるのです。
話す言葉もそうですが、文章とした書き言葉でも注意が必要です。一言多かったことで失敗するというケースもあります。
言葉足らずも誤解を招きますが「過ぎたるは及ばざるが如し」です。多少の無駄なく的確に伝えられるように心がけたいものです。
[参考]
多言(たげん)は敗(はい)多し

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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