「理解すれば覚えやすい」書不可不成誦

書は誦を成さざるべからず

―書不可不成誦―

[原文](宋名臣言行録)
書不可不成誦
[書き下し文]
書は誦を成さざるべからず
[原文の語訳]
書物は暗誦できるくらい読みこまなければいけない
[解釈]
「韋編三たび絶つ」に近いものがありますね。目で視て声に出して、それを聴くことでより理解が深まるものです。
読経などが良い例かもしれません。ただ唱えるだけでなく、その意味を理解しているかどうかで気持ちも違ってきます。役者さんが台詞を覚えるのも同じことだと考えます。
繰り返し読むことで、新たな解釈が生まれてくることがあります。好きな映画を何度も観て、毎回新しい発見や感動するという話もありますね。映画監督と書物著者の意図は通じるところがあるのでしょう。
さっと目を通すだけでは誤読や前後の文脈の読み漏れがあったりして、正しく理解できていないこともあり得ます。資格を取得するには読本の熟読は不可欠です。
説明書はしっかり読みましょう。せめて1回は目を通しましょう。
内容を理解できていると覚えやすいものです。
[参考]
第94講 「帝王学その44」 書は、誦をなさざるべからず。 | 日本経営合理化協会BOOK&CD・DVD

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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