威恩並び行なわる
―威恩並行―
- [原文](三国志 呉書 周魴伝)
- 賞善罰悪、威恩並行。
- [書き下し文]
- 善を賞し悪を罰し、威恩(いおん)並び行なわる。
- [原文の語訳]
- 信賞必罰にして、威厳と恩賞がきちんと行われる。
- [解釈]
- 恩威並行の由来で、刑罰と恩賞を平等にきちんと行なうということです。信賞必罰でも偏ってしまってはバランスを崩してしまいます。
- 賞罰の基準はそれぞれ異なるでしょうが、拘束しすぎるようでは結果を気にしすぎて萎縮したり、過大評価を得ようと画策してしまうこともあります。また最終評価をトップが行わなくては評価者間で派閥を作る危険性もあります。
- トップは誰でも平等に評価し、好みではなく経過と結果に対して適切な評価をすることで組織の規律が保たれるのです。
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