「圧倒できても慎重に」不倍兵以攻弱、不恃衆以軽敵

兵を倍してもって弱を攻めず、衆を恃んでもって敵を軽んぜず

―不倍兵以攻弱、不恃衆以軽敵―

[原文](将苑 将誡)
不倍兵以攻弱、不恃衆以軽敵
[書き下し文]
兵を倍してもって弱を攻めず、衆を恃んでもって敵を軽んぜず
[原文の語訳]
兵力が倍あるからといって弱者を攻めず、多勢であっても敵を軽視しない
[解釈]
力任せに敵を攻めてはいけないし、相手を見くびってはいけないということです。
政界では「数の力」と表現されることがよくありますね。また圧倒的多数になると油断や失言など綻びが出てくるものです。
圧倒的シェアを誇っていても、ニッチな客層をフォローする小規模店を潰しにかかってはいけない。圧倒的な商品力を備えていても、それだけで顧客が満足するとは限りません。
実は大と小は持ちつ持たれつの関係が思いのほか強いものです。
[参考]
諸葛孔明の兵法に学ぶ経営:中国五千年の経綸を繙く – 貴志白文 – Google ブックス

[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]

平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

コメント受付中です どなたでもコメントできますがスパム対策を施しています

タイトルとURLをコピーしました