「礼儀も多すぎると希薄に感じる」礼繁者実心衰也

礼繁き者は実心衰うるなり

―礼繁者実心衰也―

[原文](韓非子 解老)
礼繁者実心衰也
[書き下し文]
礼繁(しげ)き者は実心(じっしん)衰うるなり
[原文の語訳]
礼が多いだけの者は真心が薄い
[解釈]
形にとらわれすぎて気持ちが入っていない人のことです。
やたらめったら褒めまくる人を見ていると、単なる安易な社交辞令にしか思えなくなり興ざめすることがありますね。
あれこれ礼儀を重んじるあまり、数多い作法の流れをさばくだけで、ひとつひとつの意義を尊重せず作業化してしまっては意味がありません。
電話の終盤、やたらとお礼やお詫びを繰り返すのは早く電話を切りたい現れです。
電話に限らず返礼や答礼を繰り返す時は得てして早く切り上げたい時が多いのではないでしょうか。
丁寧さも度を越してしまうと相手に対してマイナスになってしまう可能性もあることを意識したいところです。
[参考]
礼繁き者は実心衰うるなり – 教養と趣味

[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]

平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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