「寡黙で迅速にやれているかチェックしてもらう」敏於事而慎於言、就有道而正焉

事に敏にして言に慎み、有道に就きて正す

―敏於事而慎於言、就有道而正焉―

[原文](論語 学而第一)
敏於事而慎於言、就有道而正焉
[書き下し文]
事に敏にして言に慎み、有道に就きて正す
[原文の語訳]
行動は機敏で言動は慎重、徳の高い人に付いて自分を正してもらう
[解釈]
どんなことでも寡黙で迅速に行ない、必要に応じて間違っていないか評価してもらうということです。
できる人は言動において人並み以上でも、さらに向上心をもっているのです。
なかなかやらずに言い訳や屁理屈をこねるようでは、その一言が大事になってしまう危険性があります。折に触れて上司に自分の言動をチェックしてもらわないといけないですね。
やるやると言ってなかなか実行せず、突っ込まれると周りが動かないとか思い通りにいかないなどと外に原因を求めて愚痴るようなトップには困りものです。
やらないことを言われると「いまやろうと思ってたところ」とは常套句ですね。そして口喧嘩が始まるのは定石です。
嫌なことでも先送りせず、愚痴や文句など振る舞いに出したり安易に口にすることのないようにしたいものです。
[参考]
論語:学而第一:14(原文・書き下し文・現代語訳) – Web漢文大系

[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]

平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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