「一回一回を大事にする意識を」惟篤実可以当大事

ただ篤実のみをもって事に当たるべし

―惟篤実可以当大事―

[原文](ニ程粋言)

惟篤実可以当大事。

[書き下し文]

ただ篤実(とくじつ)のみをもって事に当たるべし。

[原文の語訳]

ただ情と誠実さをもって事にあたること。

[解釈]

何事も情と誠実、親切さと丁寧さをもって取り掛かるということです。

例えうまくいかなくても真摯に取り組む姿勢が、周囲の助けてくれるかもしれません。姿勢如何ではそっぽを向かれるかもしれません。

結果もそうですが過程を評価する場合には大きな要因となりますね。

このような姿勢は見ている側をも魅了し感化させる要因ともなります。

一回一回を大事にする意識が強ければ、おのずと慎重さや丁寧さやは生まれてくるものです。

口先だけで自分で動こうとせず、乱暴に他人任せのトップには困りものです。

[参考]

[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]

平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。