「いくつになっても勉強勉強」不学便老而衰

学ばざれば便ち老いて衰う

―不学便老而衰―

[原文](近思録 為学類)
不学便老而衰
[書き下し文]
学ばざれば便(すなわ)ち老いて衰う
[原文の語訳]
学び続けなければ老衰してしまう
[解釈]
学ぶことをやめてはいけない。
向上心が止まると、あとは下るのみ。学びに終わりはないので、気持ち次第でいつまでも上を目指し続けることができます。
モノでも使わなければ錆びてきます。それは人でも同じ。体も頭も常に動かすように心がけないと鈍ってしまいます。
生涯学習までいかなくても、いつまでも取り組む意欲の湧く関心事が一つでもあると良いですね。ただし、欲求が大きすぎてはいけないということは念頭に。
「少にして学べば壮にして為すあり。壮にして学べば老いて衰えず。老いて学べば死して朽ちず。」(言志晩録 第60条)
普段から「今ここで得られる学び」に集中することで、集中できずに失うこともなくなり、雑音が心労となって体力を消耗させることもなくなります。
後進に伝えることも勉強ですし、読書や外を散歩して何かを発見することも勉強ですよね。
[参考]
学ばざれば便ち老いて衰う:原文・書き下し文・意解 言葉の散歩道62 | ナオンの言葉の散歩道
言志四録|要約・解説・原文(一部) – 日本文学ガイド

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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