名を盗むは貨を盗むに如かず
―盗名不如盗貨―
- [原文](荀子)
- 盗名不如盗貨。
- [書き下し文]
- 名を盗むは貨を盗むに如かず。
- [原文の語訳]
- 名声だけを得ようとするのは、貨幣を得ようとするのと同じである。
- [解釈]
- 実を伴わずに名誉だけを得ようとすることは、何もせずにお金を得ようとする、まるで盗むようなこと同じだということです。
- 実績もないのに媚やコネだけで出世するのと給料泥棒が同じ、有名無実は泥棒と同じということですね。
- 部下の功績を横取りするようなリーダーではいけませんし、これといった成果も出せていないのに高額報酬を得る上層部も困りものです。
- 集めた協賛金を使って運営を外部委託に丸投げして、イベントの成功を誇るような主催者は協賛者に対して失礼です。協賛金集めに汗水を流したものの、イベント自体の出来がイマイチでは同じですし、それでいて開催できたことだけで名声を得ていると勘違いしていてはいけません。
- [参考]
- 名を盗むは貨を盗むに如かず
[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]
平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
[中国古典一日一言]
平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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