「損得勘定を抜きにする」失得勿恤

失得恤ふる勿れ

―失得勿恤―

[原文](易経)
失得勿恤
[書き下し文]
失得(しっとく)恤(うれ)ふる勿(なか)れ
[原文の語訳]
損得を気にしない
[解釈]
損得の結果を気にせずやってみることということです。
目先の損得計算で躊躇せず、やってみることで成果や経験が得られるということです。
適切な先行投資や積極的な姿勢といったところでしょうか。
「やってみなければ始まらない」という言葉もあります。とは言っても経営上、なかなかそうは言ってられないですよね。動き出した後のフォロー体制があってこそのトップの決断力となりそうです。
広告宣伝費がよい例かもしれません。また、目玉商品を安価で販売することで赤字となるかもしれませんが、それにより集客があれば他の商品でそれを補填することもできます。
[参考]
易経六十四卦の解説

[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]

平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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