紅炉上一点の雪
―紅炉上一点雪―
- [原文](続近思録)
- 如紅炉上一点雪。
- [書き下し文]
- 紅炉上(こうろじょう)一点の雪の如し。
- [原文の語訳]
- 盛んに燃えている火の上の一粒の雪のようである。
- [解釈]
- 盛んに燃えている火の上にある一粒の雪はたちまちに溶けてしまうということで、熱心であれば邪心や邪念はすぐに消えてなくなるということです。
- 自らどうすることもなく、ただ為されるがまま、溶けて跡形もなく残らないということで、何が起こっても引きづらないという決意の表明にもなります。
- 「一瞬で消えてなくなる美」というものもあります。熱くて紅いの火と冷たくで白い雪のコントラストも妙味ですね。
- たとえ結果が分かっていようとも、熱い気持ちで一心不乱にやり遂げることがあってもよいのではないしょうか。
- [参考]
- 禅語に親しむ
[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]
平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
[中国古典一日一言]
平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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