禍は心多きより禍なるは莫し
―福莫福於少事―
- [原文](菜根譚)
- 福莫福於少事、禍莫禍於多心。
- [書き下し文]
- 福は事少なきより福なるは莫く、禍は心多きより禍なるは莫し。
- [原文の語訳]
- 幸いは何事もないことが幸いであり、災いは気が多いことが災いである。
- [解釈]
- 平穏無事で何事もないのが幸せで、気苦労が多いことが不幸せということです。
- 余計な心配をしないことが幸せ向かうということです。空をぼーっと見ていると、思わず「幸せだなぁ~」と言いたくなりますよね。
- あれこれと気にかけていると欲求や心配事で悩み事が増えていきます。欲を捨てるだけでかなり気が楽になるものです。
- リスクマネジメントも大事ですから、無駄に悩み事を増やさない程度に必要以上には気にかけないようにしたいものです。
- [参考]
- 福は事少なきより福なるはなく『菜根譚』|味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう
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