悪の易きや、火の原を燎くが如し
―悪之易也、如火之燎于原―
- [原文](春秋左氏伝 隠公六年)
- 悪之易也、如火之燎于原。
- [書き下し文]
- 悪の易きや、火の原を燎くが如し。
- [原文の語訳]
- 悪事が蔓延りやすいのは、火が草原に燃え広がるようなものである。
- [解釈]
- 悪事が広がりやすいのは、草原の火が燃え広がるかのようで、簡単に防げるものではないということです。
- 抜け道や裏技、脱法といった類は広まりやすいものです。取り締まればすぐに新しい手法が出てきてイタチごっこの様相を呈しやすいものです。
- 悪事千里を行くともいいます。悪事だけでなく、悪行の評判も広がりやすいということです。
- [参考]
- 春秋左氏傳_隱公_原文
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