能く牛は重きを負して遠くに致す
―牛能負重致遠―
- [原文](三国志 蜀書 龐統伝)
- 牛能負重致遠。
- [書き下し文]
- 能く牛は重きを負して遠くに致す。
- [原文の語訳]
- 牛は荷を背負い遠くに行くことができる。
- [解釈]
- 四字熟語、「負重致遠」の由来です。重い荷物を背負って遠くまで行くことができるということです。速くても一度に運べる量が少ないことと比較しています。重い責任を長く背負い全うできるということです。
- トラックと貨物列車では運送時間に差がありますが、その分、一度に運搬できる量も違います。
- 一括での大量生産か手をかけての少量生産か、どちらも同じように商品管理の責任はありますが、消費者にとってより信頼感があるかという心理に影響しそうです。
- 責任感の重さで言動も違ってきます。軽率な判断をしてしまうか重責を鑑みてじっくりと慎重に事を運ぶか、俊敏すぎると他者がついてこられず孤立する危険性もあります。
- 軽々と飛躍するのも魅力ですが足を滑らせる危険性もあります。ゆっくりでも地に足をつけて、しっかり踏み込んで一歩一歩確実に進んでいきたいものです。
- [参考]
- 【负重致远】意思_出处 – 成语词典
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