死者生反あるも、生者は愧ず
―死者反生、生者不愧―
- [原文](三国志 魏書 劉表伝)
- 死者反生、生者不愧。
- [書き下し文]
- 死者生反あるも、生者は愧(はじ)ず。
- [原文の語訳]
- 死者が生き返ったとしても、生きている者は恥じないようにするものだ。
- [解釈]
- 後を託された人はそれを全うし、託してくれた人に顔向けできないようなことはしないということです。
- 蒯越は臨終に際して曹操に対し家族のことを託す手紙を出し、それに対する曹操の返事です。
- 異動や出向でいなくなる人から託された仕事などをしっかりと引き継ぎ、出戻って来た場合でも恥じることなく成果を報告できるようにしたいものです。
- 長期的なことでなくても、例えばやむおえず中座しなくてはいけない場合に、頼まれたことは処理しておけるようにしたいものです。ただ、あまりに負担が大きすぎて、自分のすべきことができなくなってしまってはいけません。
- 託す側も相手に過度の負担にならないか配慮した上で託すようにしたいものです。
- 提供された料理の器が戻ってきたときに、器の上には何が残っているのか確かめなければいけませんね。
- 自分自身であれば過去の発言や文筆を振り返ったときに、今の自分が恥ずべき姿ではないか確認することを習慣づけたいものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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