「満足の手前で抑える」譬如養鷹、饑則為用、飽則揚去

例えば鷹を養うが如く、飢えれば則ち用を為す、飽きれば則ち揚げ去る

―譬如養鷹、饑則為用、飽則揚去―

[原文](三国志 魏書 張邈伝)
譬如養鷹、饑則為用、飽則揚去
[書き下し文]
例えば鷹を養うが如く、飢えれば則ち用を為す、飽きれば則ち揚げ去る
[原文の語訳]
例えば鷹を養うように、腹を空かしていれば役に立つが、腹が満たされると飛んでいってしまう
[解釈]
腹を空かしている鷹は餌を得るために獲物を捕獲しようとするが、腹が満たされると餌を必要としないため飛んでいってしまうということです。
経験になるからと体験だったり入門するけど、ある程度習得したり経験すると飽きてしまって、現状を放り出して他事に関心を抱くようなものです。
得たいもののために媚びたり裏で手を回したりするが、いざ手にすると手のひらを返して恩人に知らぬ顔になる人がいますね。
肩書や役職を得るために必死に仕事をしていた人でも、いざその地位につくと胡座をかいて仕事をしなくなったりします。
何でも要求どおりに供給してしまうと、相手も調子に乗って要求が過剰になったり、逆に飽きてしまい他へ行ってしまう可能性があります。多少の出し惜しみは必要かもしれません。
腹八分目がよいですね。
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

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