これ匹夫の怒を肆にするは覇王の計を捨てるなり
―是肆匹夫之怒而捐霸王之計也―
- [原文](三国志 魏書 公孫度伝)
- 不可、是肆匹夫之怒而捐霸王之計也。
- [書き下し文]
- べからず、これ匹夫の怒を肆にするは覇王の計を捨てるなり。
- [原文の語訳]
- だめです、道理をわきまえない男が怒りのままに行動するのは、天下を制覇する戦略を捨てることになる。
- [解釈]
- 一時的な感情や安易な考えで道を外す言動は、天下を目指すことを自ら捨てるということです。
- 戦略的に小事を捨て大事を取るのとは違います。冷静な判断の上で実行しなければいけません。
- 売り言葉に買い言葉で口にしてしまったことが大事になってしまうことがあります。SNSでも炎上するパターンですね。
- 怒りだけではなく、目先の利益だけで先にある大きな事を台無しにしてしまうことがあります。
- 八方美人で口達者の営業マンを安易に出入り禁止にせず、他の動向を知るためにあえて泳がせてみるなど逆に利用する算段をしてはどうでしょう。
- 感情的になると端的な行動をとりやすくなります。一呼吸おく、第三者の目で見るなど冷静さを留めておきたいものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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