「生き残るため恥辱も甘んじて受ける」斯誠以存易亡、蒙恥期全之日

斯く誠に以て亡を存に易え、恥を蒙れども日を全うするに期する

―斯誠以存易亡、蒙恥期全之日―

[原文](三国志 魏書 荀彧伝)
斯誠以存易亡、蒙恥期全之日
[書き下し文]
斯く誠に以て亡を存に易え、恥を蒙れども日を全うするに期する
[原文の語訳]
このように正に滅亡を残存に転換し、恥辱を受けても日々安全を期さねばならなかった
[解釈]
生きながらえるためには、恥辱を受けることにも耐えなければいけないということです。
「知らないことは恥」という羞恥心によって、触れずにいたことが後の禍根となることがあります。わからないことを恥ずに改めて勉強したり教えを受けることで自らの糧となるのです。
暴言や失言で職を失わないように、知ったかぶりや勢い余って過激な発言をしないように注意しなくてはいけません。罵られても不勉強を認める勇気も必要です。
ただ、保身のため頻繁に変心する人たちには閉口ですが、自身の成長のためと考え、一時的な恥辱には甘んじて受けることも必要です。
[参考]
魏書十 -> 荀彧傳 -> 3

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