「利益をもたらしてこそ論功行賞を」此救命之計、何功之有

これ命を救う計、何の功か有らん

―此救命之計、何功之有―

[原文](三国志 魏書 賈詡伝)
此救命之計、何功之有
[書き下し文]
これ命を救う計、何の功か有らん
[原文の語訳]
あれは命を守るための計略であって、なんの功績があったというのか
[解釈]
危機を脱しただけであって、功績などないということです。
損失を抑えただけで利益をもたらしたわけではないので表彰までされる筋合いはないということです。
上司が自らの失策をフォローしてくれた部下に対して行おうとするのは自己保身にほかなりません。きっぱりはねつけることが大事です。
窮地での起死回生の一発に対して表彰していてはいけません。それよりもそんな状態に陥れた人物を弾劾するほうが先です。
広く利益をもたらしてこそ、はじめて評価し論功行賞をおこなうのです。
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

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