「無抵抗に懐に飛び込んでみる」窮鳥入懷

窮鳥懐に入る

―窮鳥懐入―

[原文](三国志 魏書 邴原伝)
窮鳥入懷(きゅうちょうにゅうかい)
[書き下し文]
窮鳥懐に入る
[原文の語訳]
窮鳥が懐に入る
[解釈]
逃げ場を失った鳥が懐に飛び込んでくるということで、窮地に陥った人が助けを求めてくるということです。
「窮鳥懐に入れば猟師も殺さず」という言葉があり、追い詰められた鳥が懐に飛び込んできたら猟師でも殺すことはできないということになります。
この場合「窮鼠猫を噛む」とは違い、窮地に陥って起死回生の一手を打つということではなく、八方塞がりでどうしようもなく無抵抗にとにかく相手の懐に飛び込んでみるということです。
敵対する相手でなく第三者ということもあります。M&Aに対するホワイトナイトの存在であったり、使いようのない食材や資材を別の品物に組み入れるという感じでしょうか。
行き詰まった時に恥やプライドを捨て、思い切って誰かに相談してみることで、思わぬアイデアや助け舟を出してもらえるかもしれません。
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

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