そもそも一人の患を除きて、以て四海の望みを沮む
―夫除一人之患、以沮四海之望―
- [原文](三国志 魏書 郭嘉伝)
- 夫除一人之患、以沮四海之望。
- [書き下し文]
- そもそも一人の患を除きて、以て四海の望みを沮(はば)む。
- [原文の語訳]
- そもそも一人の患いを排除して、それにより四海内の希望を絶ってしまうことになる。
- [解釈]
- 目の上のたんこぶだからといって一人を排除することによって、全体から失望されてしまうことになるということです。
- 目障りであっても、長期的な面や広い視野から考えると残しておいた方がよい場合もあるということです。
- 商品力があるのに手間やコストがかかるといって安易に中止してしまうと、ファンから失望されてしまう危険性があります。本当に中止にしても大丈夫か、規模を縮小したり経緯や理由を丁寧に説明するなど多角的に考えなくてはいけません。
- 「排除する」という一言で順風だった選挙戦が一転したケースもありますね。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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