太山これ丘垤に与するが若し
―若太山之与丘垤―
- [原文](三国志 魏書 董昭伝)
- 若太山之與丘垤。
- [書き下し文]
- 太山これ丘垤(きゅうてつ)に与するが若し。
- [原文の語訳]
- 太山を蟻塚と同列にするようなものである。
- [解釈]
- 大きな功績を讃えるのに、小さな功績と同列にするようなものだということです。あなたの功績はそれほどまでに素晴らしいことであるという称賛です。
- 胡麻すりさんが言いそうな言葉ではありますが、公正平等に評価してくれる人に言われれば、これほどまでの褒め言葉はありませんね。
- できる人は凄いことを成し遂げても、涼しい顔だったり他人事のような素振りで決して誇ったりしないものです。それこそ泰山の如くどっしりとして不動であり、一方で小人は蟻が行き交うように小さなことでも急かせかと主張したがるものです。モノが違うのです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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