「決定権は下に渡さない」威權在下、則衆心慢上

威権が下に在れば、則ち衆心は上を慢どる

―威権在下、則衆心慢上―

[原文](三国志 魏書 蔣濟伝)
威權在下、則衆心慢上
[書き下し文]
然るに威権が下に在れば、則ち衆心は上を慢どる
[原文の語訳]
ところが威権を下位がもっていると、民衆は上位をあなどる
[解釈]
トップではなくその下の人物が権力を握っていると、民衆はトップを侮るようになるということです。
権力がないトップではお飾りや傀儡などと揶揄され、残念ながら尊敬されることもありません。
トップであるうちは決定権を渡してはいけません。下に任せても、最終的に決断するのはトップではなくてはいけないのです。
個人であっても大事な場面での決断を他に委ねるようなことをしていては軽んじられます。あくまで自分の意志と決意をもって決断するようにしたいものです。
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

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