「非難はせず、されたら黙って出処進退を考える」士不事其所非、不非其所事

士はその非ず所に事せず、その事ず所に非ず

―士不事其所非、不非其所事―

[原文](三国志 魏書 蘇則伝)
士不事其所非、不非其所事
[書き下し文]
士はその非ず所に事せず、その事ず所に非ず
[原文の語訳]
士は非難されところには従事せず、従事するところを非難しない
[解釈]
君主=トップと直接面談をし、自分に対して非難するようなトップには従事するようなことはしないし、従事したのであればトップの非難をしないということです。
できる人はトップに自分が非難されるようなところで働き続けることはしない、就職したらトップの非難はしない、ただし組織として改善すべき点を指摘を兼ねた非難はしても良いと考えます。ただの陰口ではいけません。
請われて外部から社長に就任する事例が増えています。その場合、請うた人物が公で非難するようになると、社長となった人物もさっさと見切りをつけて次の居場所を見つけるものです。一方で請うた人物を公で非難するケースは見かけません。
パートやアルバイトでは現場の責任者である店長などの面接を受けて採用が決まります。その責任者から非難されるようであれば辞めることも考えるべきです。ただし自分が非難するようなことはしないように注意したいものです。その言動は周りから見られているのです。
自分で招聘しながら意見が対立したり、苦言を呈すると公然と非難し解任するようなトップには困りものです。相手方も在任中に非難してしまうと泥仕合となって見苦しいものです。
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

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