世に乱す人有れど乱す法は無し
―世有乱人而無乱法―
- [原文](三国志 魏書 杜畿伝)
- 世有亂人而無亂法。
- [書き下し文]
- 世に乱す人有れど乱す法は無し。
- [原文の語訳]
- 世の中を乱す人はいるけれど乱す法律はない。
- [解釈]
- 世の中を混乱させる人はいても混乱させる法律はない。まずは法律をしっかり整えるべきだということです。
- ルールが確立されていれば統率できますが、不明確で自由になっていると個人個人が勝手に振る舞い統率はとれなくなります。
- ザル法であったりグレーゾーンがあることで悪知恵をもつ人に突け入る隙を与えてしまいますし、逆に厳しすぎても陰で法の目を掻い潜る輩が横行してしまいますので注意が必要です。
- 悪法と言われるものもありますが、それも正しく運用できれば問題はないのです。その人の解釈や運用の仕方次第で善法も悪法になるのです。根底は善法でも人により厳しく設定してしまうと窮屈になってしまうのです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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