「全てが大事、でも優先度の設定も必要」一視而同仁

一視にして同仁

―一視而同仁―

[原文](原人)
一視而同仁、篤近而舉遠。
[書き下し文]
一視にして同仁、近きに篤くして遠きを挙ぐるなり。
[原文の語訳]
全てを同じに視て愛し、近いものに手厚く、遠いものも包括する。
[解釈]
差別をつけず、すべての人を同じように愛するということです。
どうしても自分に都合の良い人、悪い人とランク付をしてしまうものです。できる人は別け隔てなく誰とでも接することができるのです。
何事も日本全国津々浦々まで平等に行き届くことができるとよいですね。
前文は皆に平等、後文では遠近で扱いが違っていると矛盾している感じもしますが、ただこれを事業などに置き換えると喫緊の課題を優先しながらも、全ての課題を忘れないようにするということが言えると考えます。いくらできる人でも全部一度には無理なので優先順位を決めておく必要があります。
やるべきことを書き出すことで、ひと目で確認することができますし、羅列することで、まずはどれもが同じレベルでやるべきこととなります。
メニュー表でもまずは全品掲載することで全体をチェックすることができ、その上でおすすめ度によって大きさなど変化をつけたりします。
[参考]
一視同仁(イッシドウジン)とは – コトバンク

[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]

平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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