先ず勝たずべしを為し、然る後戦う
―先為不可勝、然後戦―
- [原文](三国志 魏書 徐晃伝)
- 先為不可勝、然後戰。
- [書き下し文]
- 先ず勝たずべしを為し、然(しか)る後戦う。
- [原文の語訳]
- まず勝てなかった時のことを想定し、それから戦う。
- [解釈]
- もし勝てなかった場合にどうするかを考えた上で戦いに挑むということで、万が一のことのことにも備えるということです。
- 負ける気で戦ってはいけませんが、負ける気がしない、勝つ以外に考えられないという確信が慢心や隙きを生む危険性があります。そういった点では「もし」という謙虚な気持ちを持ち続けることは大事です。
- 準備万端整ったつもりでも、何かの準備や材料だったり、出先に持っていくのを忘れることがあります。「足りなかったらどうしよう」という場面を考えることが、逆に事前の忘れ物チェックに繋がるのです。
- 先を見越した事前の防止策や代替案の準備をするようにしたいものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
#三国志 #正史三国志 #魏書 #蜀書 #呉書 #今日の一言 #徐晃
[ad#book]
コメント受付中です どなたでもコメントできますがスパム対策を施しています