褚は内臣に備える、衆談に足れり矣
―褚備内臣、衆談足矣―
- [原文](三国志 魏書 許褚伝)
- 褚備內臣、衆談足矣。
- [書き下し文]
- 褚は内臣(ないしん)に備える、衆談に足れり矣。
- [原文の語訳]
- 許褚は君の側近の臣下に控えている身、大勢で話し合う時で充分でしょう。
- [解釈]
- 最下位ではあるがトップの側にいる一人である自分が、他派の重鎮と個人的に会うことで余計な詮索を生むだけであり、大勢で集まったときに話をするだけで十分だということです。
- たとえその気がなくても二人でいるところを目撃されるだけで、あらぬ疑いをかけられる危険性があります。
- 信用や信頼を築くには時間がかかりますが崩壊は一瞬です。余計な疑惑を持たれないよう気をつけたいものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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