甲を被り弓を持ち、箭は虚しく発せず
―被甲持弓、箭不虚発―
- [原文](三国志 魏書 龐悳伝)
- 被甲持弓、箭不虛發。
- [書き下し文]
- 甲を被り弓を持ち、箭(や)は虚(むな)しく発せず。
- [原文の語訳]
- 甲冑を身に付けて弓を持ち、放つ矢が外れることがない。
- [解釈]
- 動きが鈍くなる甲冑を身につけていながら、放った矢が標的となる敵軍を外すことがなかった、制約がある中であっても能力を十分に発揮できる実力があるということです。
- 本来、甲冑などの防具をつけるとその分、動きに制約がうまれ思うように動けなくなるものですが、それであっても、正確に矢を射る高い技術をもっているということです。
- 逆境で、かつ制限がかかる苦しい場面であっても、まずは備えをしっかりして不安を極力抑え、思い切って打って出られるような強い意志を持ちたいものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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