是以て上は玄冕に慙、俯しては朱紱に愧る
―是以上慙玄冕、俯愧朱紱―
- [原文](三国志 魏書 陳思王植伝)
- 是以上慙玄冕、俯愧朱紱。
- [書き下し文]
- 是以て上は玄冕(げんべん)に慙(はじ)、俯(ふ)しては朱紱(しゅふつ)に愧(はじ)る。
- [原文の語訳]
- 上衣は玄冕に恥て、下を向けば朱紱も恥る。
- [解釈]
- 自分の上下衣を眺めると、およそ功績に伴った装いをしていないことに恥じ入っているということです。
- 立派な肩書が書かれた名刺を持ち、立派な背広を着ているが、果たして自分はそれに見合う実力があるのか。政界には首を傾げたくなるような人材が時に出現しますね。
- 服装でなくても、肩書だけで人を好き放題に動かすようではいけません。そのうちに裸の王様になりかねません。
- 昇進し部下をもつようになった時に、果たして職責を全うできる能力がもっているか、あまり否定的や悲観的になってはいけませんが、自問自答して自戒するようにしたいものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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